ボ「実は我が社の経営はリーマンショック以降、難局にたたされている」
僕「……(え、なんでそんなこと僕に言うの?ひょっとしてヘッドハンティン……)
ボ「これまでは手持ちの資本を売ることで何とかなった
牧場も、キャンパーも、車のコレクションも全て売り払った。すまない」
僕「(え、何で僕謝られてるの?)謝らないでください」
ボ「しかしお前との思い出のあるものを売ってしまうのはさすがにしのびなくてな……」
ボ「家だけはなんとか残そうと思っていたんだが……それも売り払うことになってしまった」
僕「レベッカとキャシーは大丈夫なんですか!?」
ボ「ああ、今はホテルで暮らしている……しかしこのままずっとホテル暮らしというのもな……」
僕「……それで僕のところに来たんですね」
辛い選択だな
僕「もしもしバーチャン、こんな時間にごめんね」
バ「あれまあ!シュウちゃんかい!?元気にやっとるかね?」
僕「うん。バーチャンちょっとお願いがあるんだけど……」
バ「深刻な話かい?」
僕「うん。夏休みの間アレックスとアレックスのお母さんと妹をバーチャン家に泊めることってできない?」
バ「なんだ、そんなことかい。もちろん大丈夫だよ」即答
僕「バーチャンありがとう!また詳しい話は後で電話するね!」
ボ「なんとか夏休み中に家を取り戻す。だからその間家族を頼む」
僕「任せてください。……でもなんで僕なんですか?」
ボ「キャシーの提案だよ。俺もキャシーもレベッカには辛い思いをさせたくないからな……」
僕「全力でみんなを守ります」
ボ「いや、そんなに気負わなくていい。ただレベッカを笑顔にしてくれればそれで……」
それこそそのまま会社の倒産へ一直線なんです。それがゴシップ誌にすっぱ抜かれたりしたらもう ̄ ̄
今回のことを簡単に説明すると家族を日本に避難させたということです
>>194
なるほど(・・)
レベッカ「なにこれ?ずいぶん狭いね」
僕「しー!あんまり大きい声でそういうこと言っちゃダメだよ」
ア「実際狭いから仕方ないよね」
僕「アレックスまで……」
キ「いいじゃないのレベッカ。日本までずっとシュウがとなりにいてくれるのよ」
レ「えー。でもシュウはもうアレックスのものだからな~」
レ「シュウ!折り紙持って来たからいっしょにやろ!」
僕「いいよ、何折る?」
レ「私あれからいろいろ折れるようになったけど、まだバラは作れないの」
僕「それじゃあ日本に着くまでに折れるようになろう!」
レ「うん!」
>>234
優しいなあ…
キャビンアテンダント(ス)「あれ、ひょっとしてこれ……」
僕「機内食についてた和紙でこの子が折ったんです」
ス「すごいですね。あの、よかったらこれいただけませんか?」
僕「って言ってるけどどうする?」
レ「……どうぞ」
ス「ありがとうございます、大切にしますね」
バ「お帰り、シュウちゃん、アレちゃん」
ア「バーチャン、タダイマ」ぎゅう
バ「なつかしいねぇ」ぎゅ
僕「バーチャン、こちらがキャシー。アレックスのお母さん
キャシーこれが僕のバーチャンです」
キ「昨年はアレックスがお世話になったようで、どうもありがとうございます」
バ「こちらこそ、シュウちゃんがお世話になったようで
皆さんのことは伺ってますよ
どうぞ日本にいる間はゆっくりしていってくださいね」
バ「そっちの……シュウちゃんに隠れてる子が……」
僕「レベッカだよ」
バ「ハイカラな名前だねぇ。バーチャンおぼえられるかねぇ」
ア「レベッカ、バーチャンに挨拶は?」
レ「コンニチハ」
バ「はい、こんにちは。ないす とぅ みぃと ゆー」
僕「バーチャン英語しゃべれるの?www」
バ「ちょっとだけね。アレちゃんとしゃべりたかったからね
あれからNHKの英語講座で勉強したんだよ」
ア「ワタシモ、バーチャン ト シャベリタイ ダカラ ニホンゴ レンシュウ シタ」
バ「あれまぁ、これじゃあアレちゃんが日本語話す方が先だねぇ」
僕「ほら、レベッカ。バーチャンに渡すものがあるだろ?」
レ「これ……」
バ「バラの花束かい?うれしいねぇ」
僕「バーチャン、それ全部折り紙でできてるんだよ」
バ「本当かい!?」
僕「レベッカが飛行機の中で一生懸命作ったんだ」
バ「まあ、なんていい子なんだろうねぇ。さあ、みんなおあがり
スイカが冷えてるからね」
海の向こうで出会った素敵な人たちを孫が連れてきたってものすごく嬉しいことだと思うよ
※空の金魚鉢を見つけるアレックス
ア「……」
バ「アレちゃん、ちょっとついておいで」
ア「うん」
バ「でめちゃんあれからいっぱいエサ食べてねぇ、スゴく大きくなったんだよ」
ア「そっか、ならよかった……」
バ「でも、大きくなりすぎて」
バ「今じゃ池じゃないと飼えなくてねぇ」
ア「でめちゃん!」
>>560
でかいのだと20cmはいく
バ「ばぁちゃんが近づくとよってくるんだよ~♪」
僕「人が来るとエサがもらえるとわかってるんじゃない?」
バ「でめちゃんはとっても賢い子だよ」
ア「でめちゃん、おいで~」
で ハクパク
バ「……本当の飼い主がちゃんとわかるんだねぇ」
レ「それなに?」
ア「ゴールデンフィッシュのでめちゃん」
レ「デム……?」
ア「かわいいでしょ」
レ「……グロい」
※レベッカの言うこともわからなくはない
>>565
正直なレベッカが愛おしいww
ア「レベッカ、こっちおいで」
レ「なに?」
ア「トトロに会えるかもよ」
レ「トトロ?私もう子供じゃないよ」
僕「じゃあ一緒に散歩しよう」
レ「ワオ……トトロの木だ」
ア「すごいでしょ」ドヤァ
僕「何でお前が自慢げなんだよwww」
レ「ねえ、日本にはどんなモンスターがいるの?」
僕「……モンスター、かwww」
ア「え、なんで蔵にはいるの?」
僕「たしか小さい頃妖怪辞典みたいなものをこの中でみつけてさ」
ア「まさかそれにも落書きした?」
僕「……どうだったかな?してないと思うけど……」
レ「なにここ、ほこりっぽい」
僕「バーチャンだけじゃ掃除できないからね」
ア「そうだ、ここきれいにしてレベッカの部屋にしたらどう?」
レ「いや、怖い!」
僕「ハハハ。窓開けたら多少マシかな」
レ「うわー、変なものいっぱい」
僕「半分くらいは僕が小さい頃遊んでたおもちゃかな」
ア「前はしっかり見れなかったけど、面白そうなものがいっぱいあるね」
僕「あった!妖怪の本」
ア「それも江戸時代のもの?」
僕「どうだろう?ずいぶんうさんくさい感じがするけどwww」
ア「何が書いてあるか読める?」
僕「えっと……無理だわ」
ア「シュウ日本人でしょうがwww」
僕「日本人でも無理なものは無理なんだよwww
あ、……そういえば亡くなったじいちゃんがよく言ってたよ」
ア「なんて?」
僕「フフフ、悪いことすると本から化物が出てくるって」
レ「ストップ イット!」
僕「ごめんね、レベッカはこういう話苦手だったか」
レ「……私お母さんのところ行ってるね」
僕「オッケー」
タッタッタッタ……
僕「恐い話が苦手なんてうあっぱりまだまだ子供だなぁ」
ア「…………ねえ、レベッカは私たちが仲良くしてるのが嫌だったんじゃない?」
僕「え?……ああ、そうか……」
ア「気丈に振る舞ってたけどさ、失恋はやっぱり辛いもんだよ」
僕「……ブロック、木馬、おもちゃの剣や銃、どれもレベッカには子供っぽすぎるよな」
ア「シュウもこんなので遊んでたんだ」
僕「その剣や銃はじいちゃんが縁日で買ってくれたものでさ、よくじいちゃんを殺してたよwww」
ア「バーチャンから聞いてた話とずいぶんイメージが違うね」
僕「僕が言うのもなんだけど、孫にメロメロだったからな~www」
僕「うーん、レベッカが気に入りそうなものは無いね」
ア「私はこの蔵も、倉の中にあるものも、ぜんぶ大好きだけどね」
僕「それはその……僕たちが初めて、キ……キスした場所だから?」
ア「え、そうだった?」
僕「え!?」
ア「驚いた?ちゃんとおぼえてるよww」
僕「驚かすなよ……」
ア「まあ、思い出の場所でもあるけど、この雰囲気が好きなんだ~」
僕「うん、わかるよ。僕もここ秘密基地にしてたし」
ア「秘密基地?」
僕「まあ、今思えば秘密でもなんでもなかったんだろうけど」
僕「カー君やこっちで知り合った友達を呼んでさ、駄菓子を持ち寄っていつも悪さしてたなぁ」
ア「お菓子パーティーだね。わたしもやったよ」
僕「パーティーというか……アメリカでもホームアローンってはやっただろ?」
ア「ああなるほど、あんな感じか。それでどんな悪さをしたの?」
僕「この窓から庭の柿の木に渡れる脱出用ロープを結んだんだ」
ア「お、やるねぇ」
僕「だけどいざ使ってみたら柿の枝が折れてねwww」
ア「マジデ!?
僕「僕はコブができただけで済んだけどさ、バーチャンの大事な柿を折ってしまったのが
幼いながらに心苦しくて」
ア「バーチャンにこっぴどく起こられたんでしょ?」
僕「それがさ、僕の心配をするばかりで少しも怒られなかったんだよね」
ア「Oh…やっぱり一番大切なのはシュウなんだね」
僕「でも……そのせいか今でもあの柿を見るたびに申し訳ない気持ちになるんだよ」
ア「……よし、じゃあ今からバーチャンに謝りにいこう!」
僕「今から!?」
僕「子供のころバーチャンの大切な柿の木を折ってごめんね」
バ「……なんだい、突然?」キョトン
僕「子供のころのことを話したらアレックスが謝った方がいいって……」
ア「私たちは悪いことしたら神に懺悔するけど、この場合はバーチャンでしょ」
僕「バーチャンは神と同列かよwww」
ア「そういうわけじゃないけど、懺悔って悔いたり謝ったりすることよりも
その人自身が許されるって意味合いが強いからさ。どう?罪の意識は軽くなった?」
僕「ああ……なるほど。……アレックスはクリスチャンだったんだな。忘れてたよ」
ア「忘れるなよwwww」
※アレックスたちが日本に来て数日
レ「もう食べたくない!」
キ「ちゃんと食べなきゃダメでしょ。おばあちゃんが私たちのために作ってくれたんだから」
レ「でもフィッシー(魚っぽい、生臭い)なんだもん!」
ア「だまりなさいレベッカ!」
僕「お、おい、アレックス落ち着け……」
>>924
日本料理はお気に召さなかったのかな…?(・ω・`)
魚の姿はどこにもありません
バ「バーチャンの作るご飯、おいしくなかったかねぇ……」
僕「これは日本人とアメリカ人の好みの問題だから……大丈夫、心配しないで」
僕「レベッカ、この煮物おいしくなかった?」
レ「煮物だけじゃない、スープもぜんぶフィッシーだよ」
ア「何言ってるの!?日本の生活が気に入らないからそんなこと言うんでしょ?」
僕「落ち着けよ、アレックス
レベッカがフィッシーって言うのも当然だよ、だってぜんぶ魚が使ってあるんだから」
ア「え、嘘!?」
僕「アレックスも知らなかったんだ?」
ア「だってこれはミソ、トーフ、それにアゲでできてるでしょ?豆ばっかりじゃん」
僕「じゃあここで問題。この固い棒は何でしょう?」キンキン
キ「木材のような見た目だけど、金属みたいな音がするわね。調理器具かしら?」
ア「食べ物……じゃないよね。アメリカでは見たこと無いよ」
レ「……それ魚じゃない?」
僕「お、レベッカ正解!」
ア「マジデ!?これが魚なの?」
キ「こんな硬い魚がいるのねぇ。どうやって食べるのかしら?」
僕「魚が硬いわけじゃないんだけど……
バーチャン、これ今けずってもらえない?」
バ「シュウちゃん削るのへたくそだもんねぇwww いいよ、見てな」
シュッシュッシュッシュッシュッ
バ「これがカツオブシだよ」
ア「あ!オコノミにのってるやつだ!!」
僕「そうだよ。レベッカも見てみる?」
レ「クンクン……うぅ……」
僕「やっぱりレベッカはこの匂いが苦手なんだね」
ア「うそー?こんなにいい香りなのに」
僕「以前うちに遊びに来た外人さんがレベッカと同じようにこの匂いがダメでさ」
キ「私も強すぎるのは少し苦手だわ」
ア「お母さんも!?」
僕「アレックスは僕がだんだんならしていったから気にならないんだろうね」
ア「い、いつの間に……」
僕「バーチャン、カツオブシ抜きでおいしい料理って作れる?」
バ「そうだねぇ……カツオブシに含まれる旨味成分のイノシン酸は豚肉にも多く含まれてるからね
カツオブシの代わりにハムやソーセージ、ベーコンなんかを使えばきっとレベッカちゃんも食べれるんじゃないかねぇ」
僕「なる……ほど?」
ア「バーチャンなんて言ってるの?」
僕「すまん、僕の勉強不足で説明できない……バーチャン、そんなことどこでおぼえたの?」
バ「NHKを見てればこのくらいわかるようになるよ」
※僕もバーチャンに教えられ今ではうんちくが語れるようになりましたww
バ「レベッカちゃんは今日まで我慢して食べてくれてたんだね、ごめんね」
僕「我慢して食べてくれてありがとう、ってさ」
レ「……」
バ「そうだ、キャシーちゃん、私に料理教えてくれないかね?」
キ「Oh、いいアイディアですね。おばあちゃんも私に料理教えてください」
バ「もちろんだよ。待っててね、レベッカちゃん。バーチャンおいしいもの作れるように頑張るから!」
レ「……レヴィ」
僕「え?」
レ「アレックスばっかりあだ名だから……私もレヴィって呼んで……ください」
僕「……てさ」
バ「じゃあ……あなたはこれからレビちゃんだね」
僕「レビちゃん♪」
レ「ノー!シュウはレベッカって呼ぶの!」
僕「……ええぇぇ」
バ「なるほど……ベーコンでダシをとるんだねぇ」
僕「(えっとダシって何て言えばいいんだ?スープストック、かな)
ベーコンでスープストックを作るんですね」
キ「あとは野菜なんかも入れるけど、日本はそれをこのコンブで補っているのね
素晴らしい工夫だわ!」
僕「アメリカではコンブの代わりに野菜から旨味を抽出するらしいよ」
バ「なるほどねぇ……勉強になるわ」
※バーチャンとキャシーが料理を通してコミュニケーションをとってたのがとても印象的でした
レ「ねえバーチャン、何か手伝うことない?」
バ「レビちゃんは何ができるんだい?」
レ「えっとね、ジャガイモが剥けるよ!あとサラダも作れる!」
バ「それじゃあ……サラダを作ってもらおうかねぇ」
レ「うん!」
僕「このサラダおいしいよ」
レ「ありがとうシュウ」
バ「レビちゃんは本当に偉い子だねぇ」
レ「うぇへへへ」
ア「……私も料理できるよ?」ボソッ
レ「グチソウ……what?」
ア「ゴチソウサマデシタ」
レ「Oh…日本語の発音難しすぎるよ」
僕「ゆっくり慣れていけばいいよ。アレックスも最初は言えなかったし」
ア「ちょ、シュウ」
僕「お前は何を焦ってんだよwwww」
僕「料理はこれから慣れていくとして、他に困ってることは無い?」
レ「TV……」
僕「ん?」
レ「番組が全然わからないの」
ア「あ~、たしかに」
レ「何が面白いのかもわからないし、言葉もわからない
そのうえ英語でやってるやつも面白いのが無いの」
僕「う~ん……アレックスはアニメがあったから大丈夫だったけど……」
ア「あ、セーラームーンのDVDあるけど見る?」
レ「それは子供が見るものでしょ!」
ア「レベッカは十分子供だってば!」
レ「アメリカのテレビ番組が恋しいよぉ……」
僕「……けっこう深刻?」
ア「ひょっとしたらホームシックかも」
僕「ああ、そういえば僕も経験したわ」
ア「シュウはどうやって乗り越えたの?」
僕「僕?僕はアメリカでステキな友達ができたから乗り越えられたね」
ア「例えば?」
僕「フランツ、ビッ●、それと真由子さんもかな」
ア「私は入ってないの?」
僕「お前がいなかったらとっくに日本に帰ってたよ」
レ「ちょっと、いちゃつくならどっか行って!!」
ア「友達作るって言っても、英語しゃべれる子供なんていないよねぇ……」
僕「だねぇ……あ、待てよ。」
僕「もしもし、カーサン?ちょっと相談があるんだけど……」
僕「レベッカ、塾の子供たちはどうだった?」
レ「てんでダメ!赤ん坊レベルじゃない!」
僕「おーっと……」
レ「発音もへたくそだし、みんなシャイすぎる。」
僕「……カーサン、ダメだったの?」
カ「大丈夫よ」
僕「え?」
レ「次来た時はしっかり英語の基礎を刻み込んでやるんだから!」
僕「なるほどwww」
※もちろんこの他にも、いろんな料理を食べにいったり、サツキとメイの家にもいってみたりしましたが
アレックスと比べると、どうしても反応が薄いレベッカ
やはり日本にもともと興味があるからこそのアレックスの反応だったんですね
僕「塾の子たちとは仲良くなれた?」
レ「友達じゃないわ。彼らはみんな私の生徒なの」
僕「じゃあレベッカ先生はどんなことを教えてるの?」
レ「まずは英語で自己紹介ができるように徹底的に指導してるわ」
僕「レベッカが先生なら安心だね」
レ「みんながアメリカに来ても生活できるようにしないとね!」
僕「そんなレベルまで!?wwww」
レ「そういえばシュウのお母さんに聞いたけど、日本には7月4日が無いのね?」
僕「え!?日本にも7月4日はもちろんあるよ……?」
レ「ええっと、そういう意味じゃなくて……インディペンデンスデイ!」
僕「ああ、独立記念日ね!」
※アメリカでは独立記念日をJuiy fourth(7月4日)と呼びます
レ「毎年7月4日の花火は楽しみにしてたのになぁ……」
僕「この辺で花火となると……1ヶ月くらい待たないとダメだね」
レ「Oh…シット」
僕(レベッカがこんなこと言うのあまり聞きたくないな)
僕「ってわけなんだけど」
母「ちょうど休日だし、協力してあげるわ」
僕「ありがとうカーサン」
7月4日
僕「よし、今日はいっしょに出かけるからおしゃれしておいで」
レ「やったー!」
レ「……2人きりじゃないの?」
ア「当然でしょ」
キ「楽しみね」
バ「ちゃんと帽子かぶるんだよ」
レ「ハァ……で、どこ行くの?」
僕「ついてからのお楽しみ!」
子供たち「あー、レベッカ先生だ!「レベッカセンセー」「ハローレベッカ!」
レ「なんでみんながここにいるの?」
僕「今日はみんなでバーベキューパーティーだよ!」
レ「ほんとに!?ステキ!!」
僕「喜んでもらえてうれしいよ」
レ「シュウがこのパーティー開いてくれたの?」
僕「みんなが協力してくれたおかげだよ」
レ「みんなー!アリガトー!!」
キ「シュウ、何度も肉を動かしちゃダメ!」
僕「はい!」
キ「今度は90°動かして。焼き目をしっかりつけるのよ!」
僕「はい!」
キ「アメリカ人と結婚するんならバーベキューくらい一人でできるようにならないとね!」
僕「はい!……えっ!?」
僕(え、今のは……婿養子に来いってさりげなく言ったのか……?)
ア「ねえ、飛騨牛マダー?」
僕「まだ、もっと野菜でお腹膨らませてからな」
ア「お腹空いてるおいしいうちに食べなきゃダメだよー」
僕(あー、アレックスといるとほっとするわwww)
>>591
アレックスの好物だよwww
レ「シュウ、おいしかったよ!ありがとう」
僕「……オニ―チャンって呼んでみない?」
レ「オニー?なにそれ?」
僕「いや、気にしないで」
レ「?」
僕「それよりも、今日はこれからが本番だからね!」
レ「え、デザート!?」
アレックスに怒られるぞww
>>606
アレックスよりボブが噴火しそうだが
僕「あ、デザート忘れてた」
レ「えー、何やってるのぉ」
ア「何やってるの!?」
僕「ごめんってば。そのかわりいいものを用意してるから!」
ア「Oh, アニメ花火!!」
僕「アニメ花火?」
ア「手に持ってやる花火ってアニメの中でしか見たこと無いから」
僕「マジデ!?アメリカではこれ売ってないの?」
ア「売ってるところには売ってるらしいけど……ライセンスがいるから」
僕「花火に免許!?」
ア「それにボストンでは完全に違法だよ」
僕「え?それって大将の花火アイスも?」
ア「……あ!」
僕「僕は何も気付かなかった」
ア「私も何も気付かなかったよ」
僕「……よし、暗くなったし始めるか!」
ア「うん、やろう!」
>>641
(=゚ω゚)ノなかったことにすんなw
レ「シュウ!この花火色が変わった!!」
僕「まだまだ変わるぞ。難色あるか数えてご覧!」
ア「シュウ、見て両手持ち!」
僕「小学生の子たちと同レベルだなwwww」
ア「楽しければ関係ないよ!ほら、シュウもやりなよ」
僕「ありがと」
※この後花火をブンブン振り回してはしゃいだり、空中に文字を書いたり、とにかくみんなはしゃいでました
もちろんキャシーも一緒にwww
キ「これアメリカに持って帰りたいわ!」
僕「え、それはいろいろ危ないかも」
キ「そうね、テロリストと間違えられたらこまるものね。ハァ……」
僕「そうとう花火気に入ったんですね」
キ「だってレベッカがこんなに笑ってるのひさびさに見たから」
僕「……ああ、ほんとだwww」
キ「こうやって暗い中花火をしてると日本人とかアメリカ人とか、そんなこと全くわからないわね」
僕「花火ってスゴいですね」
レ「シュウ!来て来て!」
僕「お、線香花火か」
レ「すごいね、大きい花火のミニチュア版だね!」
僕「なるほど、そんな見方もあるのか」
レ「あ、落ちちゃった……」
僕「フリーズ!」
レ「!?」
僕「動かないのが長く楽しむコツだよ!」
レ「なるほど!」
僕「お、今度は長持ちしてるね」
レ「……」
ア「なんでレベッカ顔しかめてるの?」
レ「……」
ア「ねえ、なんで?」
レ「あー!アレックスのせいで落ちちゃったじゃん!!」
ア「え?……え?」
かわいいなあw
ア「よし、誰が最後まで残せるか競争しよう!」
僕「お、いいね」
レ「……勝つ」
ア「あ、落ちたぁ……」
僕「落ち着きが無いからwww あ……」
ア「そういうシュウこそ」
レ「……」
僕「レベッカの勝ちだよ」
レ「……」
ア「なんて集中力……」
レ「……あ!」
僕「お、最後まで落とさなかったのか!すごいな!」
ア「え!?そんなこと可能なの!?」
レ「うぇへへへへへへへ」
僕「落とさないだけじゃなくてこんな技もあるぞ」ピト
ア「あ、シュウのと私のがくっついた!」
僕「さらに……」クイ
ア「あぁっ!?先っぽぬすまれた!!」
僕「超大きいだろ」
レ「もっとおおきくする!」ピト
僕「あ、これ以上大きくすると」ポトン
レ「落ちちゃった……」
僕「レベッカ。タダー!まだこんなにあるぞ!!」
レ「次は3つでも落とさないよ!」
レベッカを笑顔にできて本当に幸せなBBQと花火でした
本当は浴衣の話まですすめたかったのですが、今日はそろそろ休みます
明日はパーティーで1日これないと思うので、皆さんしっかり休んでください
See you soon, have a nice weekend.
レ「アレックス、それ何着てるの?」
ア「これはユカタって言って、日本の伝統的な服だよ。ボンオドリで着るの」
レ「ボン……?ああ、呪いのダンス?」
ア「そんなんじゃないから!」
バ「それじゃアレちゃんと婦人会に行ってくるね」
僕「盆踊りの練習?」
バ「そうだよ。アレちゃん連れて行くって言ったらみんな楽しみにしててねぇ」
僕「去年は会場の視線釘付けだったもんねwww僕は行かなくてもいい?」
バ「子供のころ婦人会に連れてったら泣き出したのシュウちゃんじゃないの」
僕「え、ホントに?おぼえてないよ」
ア「イッテキマース」
僕「いってらっしゃい」
レ「みんなどこ行ったの?」
僕「ダンスの練習に行ったよ」
レ「じゃあ今日2人きりだね」
僕「ヘイ、キャシーもいるだろwww」
レ「……そうだね」
キ「ねえ、あの着物はどういうもの?」
僕「ユカタですね。バーチャンがアレックスにきせたかったみたいでプレゼントしたんです」
キ「……ねえ、レベッカにも同じもの買ってあげられないかしら?」
僕「うーん……ちょっと高いですよ?」
キ「そうねぇ……これだけあれば足りるかしら」
僕「そ、そんなにいらないです!」
キ「そう?それじゃあこれでレベッカに浴衣を買ってあげて」
僕「キャシーが買ってあげればいいじゃないですか?」
キ「私は見たいテレビ番組があるからダメよ。2人で行って来て」
ブランチ食べてきます
>>880
ヒント:キャシーは日本語がわからない
【③】アメリカ人の友達ができた。アレックス「ええっ!?君は日本人なのにLucky Starを知らないのかい!?」俺「流れ星?」アレックス「オ~マジかよ」
【①】アメリカ人の友達が日本に来た結果wwwww
【②】アメリカ人の友達が日本に来た結果wwwww
アメリカ人の友達と一緒に暮らした結果wwwww
【①】アメリカ人の友達を好きになってしまった結果wwwww
【②】アメリカ人の友達を好きになってしまった結果wwwwww
アメリカ人の友達が恋人になった結果wwwww
アメリカの友達と将来について考えだした結果wwwww
アメリカ人の恋人を迎えにいった結果
アメリカ人の恋人と僕と仲間たちwwwww
アメリカ人の恋人と僕の夏休み+α←今ココ
アメリカ人の恋人と僕の夏休み+α~ボブ来日~
アメリカ人の恋人と僕の夏休み+α 湯煙旅情
アメリカ人の友達が恋人になって僕の嫁さんになるだって!?
アメリカ人の恋人のお父さんが僕のお義父さんになるだって!?
【完結】アメリカ人の友達ができた結果
・派遣の同僚Aに告白されて「結婚予定の彼氏がいる」と言ったのに、いつの間にか会社内で私とAが付き合っていることになってて…
・夫が1年で10kg近く太って健康診断で食事指導が入った。「とにかく毎日お鍋にしてください」
・彼「後ろ振り向くな。あれは俺を監視している公安の男だ」私「?????」
・私の親友は美人で人気者だったけど恋愛がうまくいかなかった。そんな親友から初めての彼氏を紹介されどんなイケメンかと思ったら…
・夫に「専業になって」と言われたけどキャリアを捨てたくなかったから拒否。10年後に「仕事を辞めて家庭に専念する」と言ったら夫激怒。
・有給の申請書にR1(年)と書いて提出したら「令和元年は令和一年では無い」と主張して書き直せとやってきた。
・B「誕生日おめでとう!俺達からプレゼント!」A「なになにー?」→B「じゃーん!(ドサーッ」Aの机を埋め尽くす大量の…
・2年間家から一歩も出てないガチの引きこもりだけど質問ある??
・父の葬儀の2日後に友人からきたメールがありえなかった。私(このタイミングで送る内容なの…?)
・今妊娠中でつわりが酷いのに職場は解ってくれない。「男女平等男女同権なんだから男と同じだけ働け」という風潮が根強い。
・同僚はゲーム依存で婚約破棄寸前、クビ一歩手前。上司「ゲームは娯楽なんだから…」同僚「この時代にその考えは頭悪い!」
・親父はイジメと不正を許さなかった。だが現実はそうじゃない。親に騙された気分でいっぱいだ。
・熱中症に気づかず岩盤浴に行ってしまい大変なことに。本当にバカだった。医者にしこたま怒られた…
・入院中、旦那にコレクションを捨てられた。なぜ捨てたのか理由を訊くと…
・私が食事当番だったけど互いに外食か惣菜を買うことに。私「フレンチ食べてきた」旦那「」私(イラッ)
引用元: http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1446205816/
引用元: http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1446027142/
この記事へのコメントはありません。